家族や同僚、上司にクライアント、さらに友人、恋人…と、私たちは日々多くの人とさまざまな会話を交わしています。
しかし、「もっと上手に話したい…」「言いたいコトが伝えきれない…」といった悩みも多くの人が抱えています。
しかもコロナ禍による新しい生活様式は、マスク、アクリル板、オンラインなど、会話のシチュエーションをも変化させました。
そんな今だからこそ、高めておきたいのが“会話力”です。
はたじょアンケート『働く女性の“会話力”』について
●初対面でも誰とでも友好的に仲良くできるので。(かな)
●広く浅く話題を持ってると思うので。(ohshima46)
●初対面での印象はそれ程でもないようだけれど、打ち合わせの後などは信頼できると言ってもらえることが多いから、会話の中で信頼を得ていると思う。(イチハ)
●音楽や学習を人に指導することで会話力が高められました。総合商社への勤務、デパートでの接客経験から、会話力はさらに、スキルアップしたと思います。(まりあのり)
●情報量が少なく話が抽象的になったり、接続語が多くなったりと会話力が不足しているから。(なみっくま)
●話題を広げる力がないから。(ゆち)
●話しがまとまらず、ダラダラと話してしまう。(たまこ)
●思っていることがうまく表現できない。会話のキャッチボールが下手。(ゆかりん)
●仕事の話は出来るが、プライベートの話になると何を話していいか分からなくなる。そんな時は、自分の興味の幅が狭くて自己嫌悪。(しろくま)
●「はい」か「いいえ」で答えられない質問をたくさんする人は、会話上手だと思います。(あかさき)
●会話上手さんは、こちらも話しかけやすい雰囲気を持っています。いつでも感情に流されずフラットに、自分から話しかけているからだと思います。会話下手さんは、壁があるイメージ。こちらの問いに、目を合わせないからだと思います。(aya26)
●傾聴できる方は上手。我が事ばかり話す方はちょっと…。(madoka)
●会話上手~ネガティブな意味合いの言葉を使わない。会話下手~怒涛の如く喋り続ける。(きこ)
●相手との会話からヒントを得て、自分の得意な話に持っていける人が上手いと思う。下手な人は、相手との会話の糸口が見つからず話が発展しない、何度も聞き返されたり、聞き返したりして会話が成り立っていない、質問に対する答えがおかしいなど。(モモ)
◯ 成功例
●好きなものや好きなことを普段の会話などで周りにアピールしておく。すると、何か話題を提供してもらえたり、実際、何かもらえたりする(笑)。(かいうたママ)
●ペット(犬)の話は相手との距離を一気に縮める気がします(お互い犬を飼っている場合)。(kako)
●仕事だと思うとお客様とは結構上手く話せます。おかげで顔や名前を覚えて貰いやすく、得しています。(カル)
× 失敗例
●丁寧に話したつもりが失礼な言葉や、よくよく考えると意味の分からない返事をしてしまっていた。(おくに)
●言いたいことがなかなか思いつかず後から後から言いたいことが出てくる時があります。メモして言ったらいいなー、とよく思います。(ひろひろ)
●再就職セミナーで模擬面接の際、自分の思うシナリオではなかった時に頭が真っ白になり言葉が出なくなった。(maron)
占い師をしているので、クライアント様のお話しを遮るように相槌を打たない事、またお相手の言葉をそのままオウム返しや否定せず、言葉の真意を汲み取り「○○という事でお悩みなんですね」と代弁する事で、言いたい事はきちんと伝わっているという安心感を持ってもらえるようにしています。そして占い中は絶対に「否定」しません。解決の難しいお悩みであっても、どうしたら解決に向かうかのアドバイスと、「絶対にうまくいきます」とお相手が無意識に設定してしまった「限界」を超えられる声かけを行っています。
たくさんの方々と会話しているため会話力にも自信があります。居酒屋に一人で入る時はカウンターのある居酒屋を選びます。カウンターの向こうには必ず店員さんがいらっしゃるので、その方との会話を通じて、隣に座った方へ「今の話どう思いますか?」とお話しを振ったり、会話の中でお相手から「同じ出身校ですね」とお声かけしてもらったりします。話が弾み、奢っていただいたこともあります!
最近では「Clubhouse」という音声SNSで自分のルームを開設し、占いのご相談や、スピリチュアル系のお話しに興味のある方々へ、私の持っている知識を少しずつお話ししています。他のSNSと違い、レスポンスが会話形式で返ってくるので、とても勉強になります。また、アイコンを見てお話しをする為、「笑顔の写真」「しっかり顔がわかる写真」をアイコンに選んでいます。そうする事で皆さまも心を開いてお話しする事ができるのではと感じます。私は自分の惹かれるタイトルを見て入るので、同じような価値観を持った方が多く、違和感もあまり感じず、とても楽しい方々ばかりです。世界中の方々がやっていらっしゃるので視野がとても広がり、語学の勉強にもなります!
会話が必須の医療の現場。疎通力アップのスキル研修も!
看護師として病棟勤務しているので、入院されている患者さんの治療方針や看護ケアなどについて、互いに情報共有が必須です。報告・連絡・相談がしやすい職場環境を作っていくことは、職場を挙げて目指す必要があり、互いに努力はしているとは思います。だから周りはみんなコミュニケーションが上手です。そもそも、基本的に看護師のコミュニケーション能力というのはとても重要なものであるため、素質として身についている方が望ましいと思います。
勤務中は、巡室、検温の時の表情や口調、夜眠れているかなど、気にかけています。また、患者さんは自分の病気や治療、今後のことについて不安を感じやすいものです。自分がもし患者さんの立場だったら、を考えて、「こういうことが心配ではないですか?」「なにか気がかりはありますか?」「お顔がうかない感じがしますが、なにかできることがありますか?」などの声かけも行っています。それから、看護師は患者さんに「手当て」をすることができます。いわゆるタッチングというものです。手に触れる、背中をさする…手のあたたかみには、人を安心させる力があります。オンラインが難しい仕事ですが、肉声、笑顔、雰囲気、エネルギーというものは、会って肌で感じられる人間同士として大切な要素だと考えています。
職場では、コミュニケーションスキルの研修も受けています。相手の話しを遮らず最後まで聞くこと、言われていることを要約して確認すること、言われていることへ共感や承認をすることなど、さまざまあります。一方、自分の伝えたいことをどのように言えば円滑に伝えることができるのかなどのアサーション(自己主張)スキルも、大切なコミュニケーションスキルのひとつだと思います。